夏休みも、残すところあともう1週間と少しになりました。今日は12時くらいに起き出して適当なものを軽くお腹に入れたあと、家の近くのコンビニを3軒回って、マリトッツォを買いました。2つ。在宅勤務をしている母にも、若者の間で流行りの品をお裾分けです。セブンのマリトッツォは生クリームがオレンジピール風味で、あと中に少し苺のジャムが入っていたのも、なかなか粋なポイント。母からは「ただの生クリームが挟まってるパンじゃない」とのご感想を頂きました。
今年の夏休みを総括すると、ズバリ、心身の回復に費やした2か月半、といったところ。数か月前には、あんなに二十代前半の夏の思い出作りがどうのと騒いでいたのに、随分としょぼくれた日々を過ごしたものである。
「うつの始まりですね」
そう告げられたのは、スウェーデン旅行から帰って間もない7月半ばのことだった。不眠の症状に悩み、ワルシャワ市内の某精神科クリニックを受診。WUM*のOBだというその日の担当医は、名前から察するにポーランド人とアラブ系の混血とみられ、比較的若い、結構タイプの男性だった。そして話もそこそこに、ザックリ診断&ドッサリ処方。1か月後にまた受診するよう言われて、その日は解散(バンド?)したわけだけど、結局再診に至ることはなかった。受診料がバカ高くなければ、タイプだったしもう一回くらいアポ取っても良かったのに。薬局でもらった薬のうち、SSRIには手をつけなかった。眠剤だけ少し飲んだけど、それも今に至るまで使い切っていない。
*WUM = Warszawski Uniwersytet Medyczny ワルシャワ医科大学
とりあえず日本の実家に戻って静養しようと思い、受診から間もなく帰国。それから2か月半、少しずつ、寝れるようになって、心身の調子も持ち直してきている。でも正直、10月からまた新学年を始めに学校へ戻ることが良い選択なのか、微妙なところだと思う。回復ゲージも、50%くらい。まだ本調子じゃないわけ。まぁやってみて無理そうだったら休学するしかないかな、という感じ。
話は変わるけど、今週は母と二人、箱根へ小旅行に行ってきました。一日目の午後に新宿を発ち、ロマンスカーに乗ること約90分、あっという間に箱根入り。この日はホテルにチェックインしたあと、近くの湿性植物園をちょろりと散歩するくらいで終了。夜はホテルレストランのビュッフェで美味しいものをたらふく堪能した母娘。二日目は、海賊船にロープウェーという箱根定番の観光スポットを回り、最後に箱根湯本でお蕎麦を食べて帰路につきました。
箱根と言えば、温泉。ホテルの最上階に大浴場があって、見晴らしも抜群だったのね。サウナと水風呂で整えたあと、山並みの向こうに沈みゆく夕日を眺めつつ、外気を肌に感じながら露天風呂でゆっくり長くお湯に浸かった。あぁ、これが、phaがナリワイの人との共著で言ってた、田舎行って五感を刺激されるアクティビティに興じるやつかぁ、と思った。あと、右脳おばさんことテイラー博士の言うところの「考えるな、感じろ!」(そんなことは言っていない)ってやつかぁ、とも思った。やっぱり温泉は最高なのである。
近い将来には、自分のお金で、母を旅行に連れて行ったり、美味しいものをご馳走したりしたい。実は最近、医師になるモチベが正直自分でもよく分からなくなる時があるのだけれど、もうここまで来て引き返すのもそれはそれでダルいので、ここから先は、母に恩返しすることを第一のモチベに据えて頑張っていくことにした。とは言え、医師業に就くことは、自立と親孝行に十分なくらいのお金を稼ぐ唯一の手段ではない。他にも色々道はあるわけで、卒業(+医師免許取得)後に医師以外の職業ー例えば医薬翻訳あたりーに落ち着くのも、それが可能なら、アリなんじゃないかと思う。
まぁ、あれこれ考えたところで何が解決するわけでもないし、結局は、自分の心と体と相談しながら、一つひとつ、目の前の課題に取り組み続けるしかないんだろうな。その先に何が待っているかは、神のみぞ知る。
おまけ ~箱根で着た服~
1日目
- 生成り色のパンツ(去年千葉のイオンで購入)
- 紫のTシャツ(ヤスコレ:母の妹の靖子おばさんのお下がり)
- 紺の帽子(母からの借り物)
- 赤いバッグ(ヤスコレ)
1日目の夕食時
- カーキ色のワンピース(ヤスコレ)
- 淡いグレーの上着(ヤスコレ)
2日目
ヤスコレ率高めとなっております。