ここのところ試験や課題提出期日のラッシュで、文字通り死んだ魚のような目で日々を過ごしている。とりあえず、ずっと気掛かりだった発生学(去年から持ち越しで再履修した)を、一年越しにようやく倒すことができたのは良かった。60%の合格ラインぴったりの点数‐50点満点中30点‐だったけど。
今みたいに学校が忙しくて大変な時期、よく転学という選択肢が頭をよぎる。医学部も留学も、あと4年も続けられるだろうか。できたとして、それが貴重な20代の過ごし方として、自分にとって後々悔いが残らないと言えるものなのだろうか。
すくった両手の指の隙間から零れ落ちてゆくように、時間は過ぎてゆく。30代が訪れる頃に思うことなんて、どうせ決まってる。「20代は、あっという間だった」
時間だけは早足で過ぎてゆくのに、自分の生き方の形というものはまだ依然としてふにゃふにゃとしたままで、一向に定まらない。どうすれば、これからの人生、そこそこ楽しく、幸せに生きてゆけるだろう。
最近、ひとつ思い始めたことがある。医学部留学を完遂するかどうかは別問題としても、将来的に、今滞在している千葉のこの家(※)に住むというのは、自分にとって意外と十分あり得る未来だなぁ、ということだ。
※今は母所有になっている旧祖父母宅
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千葉県と言えば、マイルドヤンキーの聖地として名高い柏市のお膝元でもある。マイルドヤンキーと言えば、地元に残りなんだかんだ幸せそうに生きている人たち、という固定観念が頭に浮かぶ。
この家がある千葉県某市は、幼少期からなじみ深く、自分にとって第二の地元と言って差し支えない場所だ。それなら、自分も、千葉県産マイルドヤンキーとしてこの地でなんだかんだ幸せに生きていくという道を模索できるのではないか?
そんなわけで、今回は、自分のマイルドヤンキーとしての可能性を、探っていくことにするわね。
まず、「マイルドヤンキー」という言葉の定義から確認しよう。以下の6つは、マイルドヤンキーの定義に当てはまると言われる人々に見られがちな特徴だ。いくつかのネット記事を参考に、自分なりにまとめてみた。
1. 地元の人間関係、家族・友達との絆を大切にする
2. 半径5km以内の地元生活圏に満足する
とにかくイオン!
3. 所得や学歴が低い
4. 消費意欲が高い
実家等にパラサイトしているため、自分の稼ぎに比べて自由に使えるお金が他の人より多い
5. 情報化・グローバル化とは縁遠い
6. ヤンキー的文化への憧れ
女性なら浜崎あゆみ、男性ならEXILE
じゃあ、次に、これらの特徴に、自分がどれくらい当てはまっているか、一つひとつ見ていく。
1 → ×
千葉県某市は、なじみ深いとはいえ、この地に「地元の人間関係」的なものはない。
2 → ○
イオンは週5で通えるわよね。
3 → △
低所得は夢じゃない!!けど、大卒にはなりそうなので一般的には低学歴ではない。
4 → ◎
パラサイト+一人暮らしという究極形。
5 → ×
zoomで海外大のオンライン授業を受けているという現実。
と、まぁここまでで、0+1+0.5+1.5+0=3点を獲得。これは、6点満点中だと得点率50%ということになる。60%を合格ラインとすると、明暗を分けるのは、ずばり、次の項目。
6. ヤンキー的文化への憧れ
女性なら浜崎あゆみ、男性ならEXILE
参考にしたネット記事の一つには、以下のような説明が。
マイルドヤンキーの口癖は「アゲる」。(中略)EXILEのライブは、最高に「アガる」瞬間なのだという。
「給料にはちょっと不満もあるけど、全体的には幸せ」と話す。残業はほどほど、カネよりも家族と友達が大事。気合いとアゲアゲのノリがありゃ「何とかなるべ」と、気楽に前向きに生きる—それがマイルドヤンキーの流儀だ。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/38787?page=2
うーん。正直、浜崎あゆみもEXILEも、あんま聴かない。と、思いつつ適当にユーチューブで曲を漁ってみた。知っているものを発見。Rising Sun。
www.youtube.com
(ステージ上の人たちのどこからどこまでがEXILEなのか分かんないよ‥)
改めて見てみると、思ってたよりスタイリッシュでかっこいいじゃんね。このライブ会場にいたら、なんだかんだ「アガる」かもしれないという感想さえ頭に浮かんだ。
6 → ○ !!!
‥そう。それは、迷える自分の人生に差した一筋の光、マイルドヤンキーとしての生き方が拓けた瞬間なのであった。
参考記事
gendai.ismedia.jp
www.excite.co.jp
p-shirokuma.hatenadiary.com